しっぽをくるん

ぺらねこのにっき

しばらくだめです。

現在GID(せいべつがややこしいあれ)で通院してまして、MtFとして女性らしい体つきになるようにホルモン剤による治療を受けてます。

黄体ホルモンと卵胞ホルモンの両方を注射して、女性的な肌質とか、体のラインに近づけようという治療です。

今回は治療を受けに行ったら、卵胞ホルモンの注射薬がディスコンになり、飲み薬も手配できてないからとりあえず2週間耐えてね。ということになりました。

※初出時、黄体ホルモンと、卵胞ホルモンを取り違えました。謹んで訂正します。

 

私はいわゆるGIDガイドラインにのっとった診療を受けておりまして、政府の方針に従っているということでもあります。

このガイドラインに沿った治療を選択すると、超低確率にて国内で性別移行手術が受けられるかもしれなかったり、自分の性器をお医者さんに見せることで、改名手続きが行えるようになります。正直あまり魅力ない。

そのため、急ぐ人はガイドラインに乗らない治療を受けてると思います。

メリットとしては、病院で医師の診察を定期的にうけ、血液検査などもはさみつつ、継続的にカルテを残せます。私以後に治療受ける人に記録が生かされるとええな。

 

で、広く知られていることですが、ホルモンバランスが崩れると感情の振れ幅が制御しにくくなったり、身体的な不調が訪れたりします。

昨日はその影響範囲がわからなくて、めちゃくちゃ怯えてましたが、今朝時点ではまあなんとか即爆発スーパー怒りモードとかにはなってないてす。良かったなーと思うておりますが、習慣が崩れたことで不安が強いですし、いつスイッチが入るかもわからない。

なんせ、ホルモンは精神科で出るお薬よりも強い働きをするので。

 

この治療を初めて2年位経ちますが、国のガイドラインに従った治療を受けてるのに、国が安定供給について手を打たないのが疑問です。
注射については廃番となるのですが、飲み薬に移行すると聞いております。じゃあ何故ご用意されてないのだ? とか差額はどうなるんだ? とか疑問は尽きません。

 

飲み薬になると血中濃度を安定させるために1日6回くらい飲む人もいます。どういう処方になるのか不安ですね。

個人的には、頻回の経口投与は生活時間が崩壊してるからかなり厳しいです。

 

注射のメリットはごま油に溶かしたホルモン剤が2週間ほどかけて筋肉に吸収されていくので、頻回の経口投与は不要になります。通院間隔も2週間くらいになってます。

2週間に1回の注射で、あとは何もしなくていい。ということですね。

 

注射にもデメリットはあります。

わかりやすいところだと、COVID-19の予防注射で注入する量の数倍の液量になるため、くそ痛いです。なれるまで肩は上がらないし、氷枕で冷やしたりして対処してました。

ただ、ホルモン剤に刺激性はないので、COVID-19予防注射に比べると、注射痕が発熱したり、ビリビリしたりはしません。

 

長くなりましたが、不妊治療に使われる薬でもあるので、これが不足するってことが、異次元の少子化対策かー! という気分です。

まじでいろんな薬が不足してますが、なんとかしてください。