しっぽをくるん

ぺらねこのにっき

コズミック・ホラーが全然怖くない話

 クトゥルフ神話とよばれるコズミック・ホラーの界隈がありまして、小説としてもゲームとしても人気があります。

 しかし、私はいまだHPL作品をホラーとして楽しめたことがなく、切ない思いをしていました。ですが、最近ふと気づきました。

 先日話題にしたとおり、どうやら私は思考の伸び方が偏っているようでして、未来について過剰に想定してしまう傾向があるようなのです。

 調子が悪いときは、実現性の低そうな未来を想定した、複数の避難訓練に使っている場合すらあります。そして、これこそが、コズミック・ホラー(相手が強大過ぎて、抗うすべがない。または、あらがっても結果は同じ)の怖さと同じ根っこなのではないかと。

 確かに頭いっぱい考えすぎても答えが出ない恐怖は理解できます。というか、私と常にともに歩んでいる死神と言えるかもしれません。

 と、いうわけで、コズミック・ホラーをうまく楽しめないのは、だいたい同じ怖い目にリアルで(勝手に)ハマっていたからなんじゃないかと言うことになりました。

 

 妖神グルメとか、異形たちによると世界は…とか、クトゥルフ神話に連なる作品を楽しむことはちゃんとできているんですが、コズミック・ホラーとして楽しめなかった原因がわかる気になって、急に楽になったというお話でした。