しっぽをくるん

ぺらねこのにっき

人間の進化が遅いので、居酒屋の進化が進んだ話

人間、アルコールを飲んでふわふわしたあと、きまって気持ち悪くなるなど、猫からみると不思議な事をするのですが、ねこはねこなのでみんなとワイワイご飯するのがすきなので、居酒屋とか飲み屋とかに行くのも割と好きです。

最近行った居酒屋が、あまりにも簡単になっていたためびっくりしたので日記を書きます。アルコールで酩酊した人間を相手にする職業って、割とすごいですよね。単純に尊敬します。

ちなみに行ったのは鳥貴族です。

www.torikizoku.co.jp

鳥貴族はメニュー構成が簡単です。食べ物はみんな298円。飲み物も298円。さすがにノンアルコールだと高い気がしますが、値段は決まってるからお会計が簡単です。

そして、もっと簡単なのが宴会コースです。
そもそも、宴会プランが「トリキ晩餐会」のみなのですが、全メニュー食べ放題、飲み放題で2,980円なのです。

このコースを利用するための制約らしい制約が4つしかなく、前日までに8人神のようなルール改定により4人以上で予約すること、食べ放題のみ放題に突入する前に、お店が用意したメニューを食べること、宴会の時間が2時間なこと、本当にこれだけです。

宴会2時間制なのは、都内では割とポピュラーですし、お店側が用意するメニューも、店舗によって差異はあるかもしれませんが、大人男子2人位いれば難なく倒せる量です。唯一強めなのが釜飯なのですが、これはご飯とおかずを同時に食べたい勢的には問題になりません。

つまり、前日までに8人の仲間を集めて、予約の電話をかける「だけ」で、鳥貴族の全メニューを定額で食べ放題飲み放題できるということになります。

鳥貴族のご飯は万人向けの中庸さを誇るのですが、焼鳥の味付けが「タレ」「塩」の他に、「スパイス」があるところだけが尖っています。
「スパイス」味の特徴は、唐辛子のピリ辛感を出しつつ、何故か安心できる無国籍スパイス料理の味になっているところ。アジアまるっと、もしかしたらイタリアからスペインあたりまでをカバーするんじゃないかっていう雄大さで、ちょっとだけエキゾチックな気分が味わえます。
多分、合うお酒も変わるんでしょうし、ややもすれば重くなりすぎる「タレ」と、シンプル故に飽きてしまう「塩」の中間層という、空白地帯を埋めるにはちょうどよいウエイトです。食べてみると、たしかに欲しかった! と膝を打つこと間違いなしです。

そして、鳥貴族が特別快適な点がもうひとつあります。
食べ物・飲み物を注文するときに使用するタブレット端末。俗称「鳥貴族パッド」の反応の良さです。
居酒屋のタブレットは、なんかこうもっさりしておりやる気を感じない低スペック端末が多いというイメージがあったのですが、鳥貴族パッドは食べ物を入力しているときに飲み物の入力を強要されても許せてしまうほどサクサクと動作します。
設置台数も多く、同じグループなら、どの端末からでもオーダーできるので、じゃあ飲み物はこっちの端末でまとめて、食べ物はあっちの端末でまとめて、あとは手近な端末でほしいだけ頼む。みたいなことが簡単にできます。
だって、4人に1台みたいなペースで設置してあるんですよ! 鳥貴族パッド。

都内で忘年会とかやるとありがちな1グループ30人に1台のもっさりタッチパネル端末で、注文選んでる時間が食べてる時間より長いみたいなのが全くありません。
端的に言って注文革命です。
これは体感するとわかるのですが、ガチで快適です。

さあ、居酒屋は2.0になりました。人類はサラダ取り分けでもめたり、わりばしがいきわたったか確認したりしてないで、さっさと進化してください

わかりましたね?