しっぽをくるん

ぺらねこのにっき

外で肉を焼いたらめちゃくちゃたのしかった

どこから書き出せばいいのか……。
Twitterでうかさんが始めた(であってるのかな)ファンタジーキャンプ(部)という活動がありまして、あまりにも楽しそうなので新しい写真が来ないかなーとおもって見ている日々が続いていました。

うか/エスニヤ (@y_esnya) | Twitter

 

夏の終り、キーボード関係のイベント会場で自分が座るために、なんかいい椅子ないかなーと言っていたら、アウトドア用品がいいんじゃない? という話になり、昭島にある「モリパークアウトドアヴィレッジ https://outdoorvillage.tokyo/」に連れて行ってもらいました。
そして、ついうっかりヘリノックス(高級ブランド)のタクティカルチェア(コヨーテ)をIYH(ぃやっはー)してしまったのです。

この椅子が軽くて小さくなって本当にすごい。しかもめっちゃ座りやすい。
模造品が出回るほど人気なわけです。
外でお尻を冷やさずに座れるようになると、欲が出てきます。

やっぱり自力で火熾しできるようになりたいよね!!

最終目標はファンタジーキャンプ部なので、燃料はホワイトガソリンではなく炭になります。そうすると装備もだいぶ絞られてきて、気づいたらコンロも炭も運搬用のアイテムも揃っていました。その間約3ヶ月。
この展開、実に沼っぽいですね。

今日は昼間の気温が20度近くまで上がり、大変過ごしやすそうな天気だったので、勇気を出して一人で炭の使える公園へと繰り出してきました。
自宅からだと、本当は多摩川河川敷(二子新地側)がアクセス最高なのですが、台風の影響で利用再開の目処が立たないレベルに荒れているということなので、【府中郷土の森】まで足を伸ばしました。


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府中郷土の森のバーベキュー可能エリアは、JR南武線武蔵野線府中本町駅から徒歩15分ほどの河原で、都内では珍しい炭火利用が可能な施設です。
利用料金は無料。そのかわり、ゴミ捨て場や灰捨場は無く、全て持ち帰りが前提になります。

www.city.fuchu.tokyo.jp


水場は1箇所、トイレは周辺のいくつかありますが、和式だったりちょっと厳し目の環境でした。コンビニが比較的近いので、そこまで行くのもアリかなという感じ。コンビニまでは5分少々という感じの距離です。

また、平日に利用する場合は、【大東京綜合卸売センター】というめちゃくちゃかっこいい名前の施設で食料を買い込むことができます。今日は食堂が1件だけあけていたので入り口まで入りましたけど、何も買うことができず残念。

http://fuchu-doc.co.jp/

日没までに火の始末を終えないといけないのですが、到着したのが14時過ぎになってしまい。わりとギリギリの時間でした。寝坊しちゃった。
事前に資料を読んで置いた火熾しにチャレンジ。まずは、コンビニで貰って余っている割り箸を使って、フェザースティックを作ってみようと削っていきます。

 

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結構可愛くできたんですが、ライターからフェザースティックに火を移すことはできても、炭に火を移すことがうまくできず早々にチャレンジを諦めました。

セカンドハンドとして用意していた、エコココロゴスのヤシガラ炭を念入りに炙って着火成功。わーい。たーのしー。

 

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これを種火にして、火熾し器にオガ炭(おがくずを整形して作った炭)を乗せ、火がつくのをまちます。オガ炭は性質が備長炭にちかいとのことで、じわじわと白くなっていくのですが、赤く煌々と燃え上がったりはしないため、いまいち何が起きているかわかりませんでした。コレは後日の課題ですね……。

ヤシガラ炭は燃えているわけだし、オガ炭は表面が白くなり始めたので、火熾しからコンロへ炭を動かし、フライパンを乗っけます。うわーかわいー。さいこうかよーという絵面になったのでめっちゃ愛でました(熱いよ)

そして、レジにて半額シールのはられた立派な赤身の牛肉を焼きます。豚や鳥はまだちょっと自信がないので牛にしました。火加減のやり方がわからないので、正しい選択だったと思います。

今回は一人だったのと、そんなに長くとどまるつもりもなかったので、風を防ぐ道具や装備を持っていなかったのもあり、日が傾くにつれてトイレ行きたい気持ちが強まってきました。

お肉は20分ほど焼いているのですが、どうも表面だけが焼けていく模様。仕方ないのでヤシガラ炭を足し、お肉を一口大に切ってコロコロ転がして焼いていきます。

 

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ヤシガラ炭を足したおかげで、火力が大幅に向上し、無事にお肉を焼いて食べることができました。

野外で火熾し、調理、おおー。立派に成長したな。私。

しかし、秋の日は短く、あっという間に風が出てきました。ぶっちゃけトイレやばい。
ソロ活動だし、刃物も火も自分で管理しないといけないわけですから、音速で撤収です。火熾し器に残った炭を全部戻し、蓋をしっかり締めて消火します。
炭火の消火には時間がかかるので、その間にコンロを畳んだり椅子を畳んだりわちゃわちゃと撤収準備をおこないます。
炭消しツボに変身した火熾し器は、密閉度が低いのかすぐには冷めなかったので、とりあえず手持ちで他の荷物をまとめてトイレへ急ぎます。コレが一番きつかった。

トイレから出たあたりで、夕焼けが最高潮を迎えていて、結構ギリギリの時間だったことに気づいたり。暗闇の中でなれない作業は怖いですもんね。

炭消しツボはイマイチ冷え切らないけれど、素手でさわれる程度にはなっていたので、コンテナにしまって家路につきました。

 

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なんてことない休日でしたけど、火の取り扱いがうまくできたので満点。しかも、一人でできたから花丸です。

結構疲れたけど、ロケーションの把握もできたし、きっと次もうまくできるでしょう。
と、いうわけで本日のミッションはコンプリート。めっちゃ楽しかったです!